B-29日本列島縦断飛行プロジェクト
April 2, 2008
広島の爆心地にある平和祈念公園の原爆死没者慰霊碑に「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」という文言が刻まれている。この主語の無い不完全な文章は、その解釈を巡って議論を巻き起こしてきた。やはりひとりでも多くの人々が理解できるよう、きちんと主語を入れて「誰が・・・過ちを繰り返しませぬから」と訂正し、原爆死没者慰霊碑に刻み直すべきである。その主語が日本なのか?アメリカなのか?政治なのか?世界の邪悪な者を指すのか?それを吟味し決定すべきである。さらには「過ち」とあるからには、どんな過ちなのか?具体的にそれを検証し、どんな経緯を辿って、その過ちは起こったのか?「過ち」を防止するためには、いっさいの情緒的なものを排して冷徹に、その原因と「過ち」が起こったプロセスとメカニズムを検証し、明らかにする必要があるだろう。こうした作業に対して感情的に反対する者こそ、同じ「過ち」を再び繰り返しかねない危険な者たちなのである。
原爆死没者慰霊碑にある「過ち」を直接に犯した者は、日本の軍隊組織でもなければ、日の丸でも君が代でもない。この「過ち」を直接に犯した者は、アメリカ大統領トルーマンおよびルーズベルトであり、それを選んだアメリカ国民であり、B-29搭乗員の者たちである。ゆえに、「過ちは繰返しませぬから」という文言は、当然ながら、米軍横田基地や厚木基地や嘉手納基地のメインゲートや米アーリントン墓地に「英語」でその碑を建てるべきである。アメリカ人のほとんどが「原爆によって戦争を終わらせた。原爆が日本本土上陸に際して失われたであろう数十万人の米兵の命を救ったんだ」などと本気で思っている。アメリカの義務教育でも子供たちにそう教えている。こうした間違った教育を受けたアメリカ人たちを、自らが行った「非道な行い」について正しく再教育していくことこそ、慰霊碑に刻まれた「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませぬから」の本当の趣旨ではないのか!?であれば、アメリカ人ひとりひとりに対して「過ちは繰返すな!Never Repeat Your Mistakes!」と叫ばなければならない。歴代のアメリカ大統領は広島・長崎を一度も訪れたことがない。

B-29戦略爆撃機スーパーフォートレス、ボーイング社製。スーパーフォートレス(Superfortress)とは「超空の要塞」の意。全長は30.18m、翼幅43.05m。当時のB-29戦略爆撃機をもう一度同じ空に浮かべ、63年前に日本人を虐殺した巨大な悪魔を日本人は下から見上げるべきだと思う。ミリタリー模型が好きな日本人でアメリカの戦闘機や戦車を作るのが好きな者でも、B-17爆撃機は持っていてもB-29爆撃機を持っている奴を私は見たことが無い。それほどB-29という存在は、日本人にとって「トラウマ」的な存在ではないかと思う。しかし、あの戦争を語るに不可欠な存在でもあるのだ。あの戦争での「過ち」とは何だったのか、よくよく検証をするために、われわれ日本人は、B-29へのトラウマを克服すべきだと思う。いま日本人は目を大きく見開いてそのB-29爆撃機を直視すべきだ。日本人の一種のショック療法とも言うべき処方をここに提示する。
[プロジェクト概要]![]()
2008年7月20日から8月15日まで、本土空襲を受けた66都市のうち、北海道・根室を皮切りに、旭川、札幌、帯広、函館、青森、八戸、秋田、新潟、長岡、盛岡、仙台、日立、宇都宮、前橋、高崎、伊勢崎、熊谷、甲府、真岡、水戸、千葉、銚子、八王子の上空を飛び(上空通過に際しては各自治体に防災用サイレンを鳴らしてもらうよう要請中)、そして東京では7月26日(土)に開催される東京・隅田川花火大会のイベントに上空から参加。地上からのサーチライトに照らし出されるB-29の姿を披露する。さらに、川崎、横浜、小田原、沼津、名古屋、桑名、岐阜、富山、敦賀、福井、京都、大阪、堺、神戸、和歌山、姫路、岡山、徳島、高松、松山、高知の上空を通過する。そして、8月6日と9日には広島・長崎の原爆祈念式典の原爆が投下された時刻に、その姿を上空に現す。続いて、福山、北九州、福岡、鳥栖、佐賀、佐世保、大村、熊本、大分、延岡、宮崎、鹿児島、那覇を巡って、一連の日本列島縦断飛行を終了する。
一般公開は、北海道・千歳基地、青森・三沢基地、埼玉・入間基地、愛知・小牧基地、大阪・伊丹基地、山口・岩国基地、長崎・大村基地、沖縄・那覇飛行場にてそれぞれ行い、見学者に実際に搭乗してもらい機内を見てもらう。
また、B-29の全国巡航にあたっては、ドキュメンタリーフィルム制作チームを随行させ、イベントや参加者の反応を追う。
B-29爆撃機は、日本全国の巡回飛行を終えたのちは、東京・台場にて永久展示し、1945年3月10日の東京大空襲によって亡くなられ、無縁仏となった8万8千柱の遺骨をここに納骨堂を建立し移設する。そして、そこには慰霊碑に「安らかに眠って下さい。○○には過ちは繰り返させませぬから」と使役の動詞を使って恒久平和への強い決意を刻む。いまの日本人には荒療治が必要だ。
企画・立案: 多摩川企画 協力: 防衛省、東京都知事本部ほか各道府県 協賛: 産経新聞社
※お問い合わせは、B29@live.jp まで。
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