Archive for January, 2008
水島総監督作品「南京の真実」を観た私の感想
1月25日に、水島総(みずしま さとる)監督作品「南京の真実」の試写会が有楽町よみうりホールで行われるということで、行ってきました。
40分間だけ中に居ました。それ以上、映画を見続けることは、私にはできませんでした。よみうりホールをひとり急いで出て、とにかく旨いラーメンでも食いたい!そんな気持ちになりました・・・自分は築地方面へと向かいました。
水島総監督の「南京の真実」という映画をひと言で表現するならば、自分の期待に反して、無理やり食べたくもないインスタント・ラーメンを食べさせられた・・・そんな感じでした。粉末スープで味付けし、即席揚めんを熱湯でふやかした・・・フェイクでむなしい味。ひと口、ふた口食べたところで思い切って止めた・・・それに似ているかと思います。
私は思います。水島さんは、どうして一度も南京に行ったことがないんですか?南京の映画を作るなら
ば、一度は南京まで足を伸ばし、70年前に日本軍が行軍した同じ道を辿り、南京城の城壁の石を自分の手で触り、南京の市民の人々に話しかけ、70年前に南京までやってきた日本兵の気持ちに思いを馳せる・・・南京の街角で茶でも飲みながら、自分の中に湧きあがってくるインスピレーションをじっと待ち、そしてシナリオについての思索を練る。それって劇映画であろうが、ドキュメンタリーであろうが、芝居であろうが、ものづくりの基本中の基本。「いろは」の「い」じゃないんですか?(怒!)刑事さんに例えるならば、犯行現場とされる場所をつぶさに歩いて回る・・・それって基本じゃないですか。
私は思います。テッド・レオンシスとグーテンダークの映画「南京」。水島さんは、どうして一度も観たことがないんですか?昨年1月のサンダンス映画祭で公開され、その後、アメリカ各地の映画祭を転戦しながら上映してきました。1年間、水島さんは何してたんですか?そもそも、水島さんが「南京の真実」を製作しようと思い立った、そのきっかけとなった作品じゃないですか?「これは仕掛けられた情報戦である」と叫びつつ、相手の情報さえ入手しようとしない。失礼ですが、情報戦という意味、どこまでわかっているのですか?70年前の事件を検証する?いま現在、起きている事も検証できず、どうして70年前のことが検証できるのでしょうか?(怒!)
私は正直に申し上げて、水島総監督作品「南京の真実」には、非常に浅薄な付け焼刃的な印象を持ったわけです。いま水島さんは言っています。「南京の真実」の映画2部、3部を作るんだと、そしてさらなる寄付金をお願いしますと言ってます。おそらく、私は今後、チャンネル桜に関連する人たち、水島総さんに対して熱いシンパシーをお持ちの方たちから激しい非難や中傷を受けるでしょう。しかしながら、私にとって、水島総さんご本人の名誉より、「日本軍の南京における汚名を拭い、いまの日本人の名誉を守る」ということのほうが、私にとってはよほど優先的な課題なんです。ですから、私は、あえて「王様は裸だ!」と言った無垢な子供になります。
私は映画「南京の真実」製作委員会に提言します。「南京の真実」2部、3部では、他の若手の監督を探してください・・・。水島さんじゃ駄目です。
http://youtube.com/watch?v=iPhyKUmxwm0
Please check 「南京の真実を言えば相手は理解する」日本人の勝手な思い込み。
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追記:コメント欄に、私の水島さんの「7人の死刑囚」についての評価が抽象的で意味不明だという書き込みがありましたので、若干、申し上げると、テーマの取り上げ方とかストーリーの問題ではなく、「映画」としてどうかという問題です。私もいろんな映画を観てきましたが・・・これほど○○な「映画」を・・・ないです。相対的にわかるように言えば、「7人の死刑囚」を今年3月から公開される小泉監督作「明日への遺言」と比較されてみてはいかがでしょうか?また「南の島に雪が降る」という同名の2つの映画があります(原作は同じ)。ひとつは61年の久松監督作品、もう一方は95年水島監督の作品です。久松監督のものは結構いい映画で良かったです。で、もう一方は・・・。いま水島さんが2作目で検証をやるんだ、模擬裁判をやるんだと発言していますが、はたして○○?よくよく考えてみてください。南京はMさんと一緒に心中するか、それとも・・・。
49 comments January 31, 2008
